新庄剛志新監督の就任会見

日本ハムの新庄剛志新監督(49)が4日、札幌市内で抱腹絶倒の就任会見を行った。一問一答は以下の通り。

    ◇   ◇   ◇

-北海道にお帰りなさい

ああ、ただいま~。はい、帰ってきました!

-監督就任会見に臨んでいる気持ちを

正直、自分がいっちばんビックリしています。僕でいいのかなと思う半面、僕しかいないなって。日本ハムも変えていきますし、僕がプロ野球を変えていきたいなという気持ちで帰ってきました。

-オファーはいつ。初めて聞いたときはどう感じた

2年前、僕が48歳でトライアウトを受けるという発言をして、1年間、海外の方でトレーニングをしました。トライアウト前に、日本ハムの球団の方から「新庄さん、お元気ですか?トライアウト頑張って下さい。いつかまた会える日を、楽しみにしています」って1通のメールが来たんですよ。「よしよし、選手に戻れる。そのオファーだな」と思い、トライアウトを受けました。6日間という日にちしか(球団からの連絡は)待たない。6日間(待って)来なかったら、もう野球を辞めると。5日目たち、6日目たち、来ない。あらっ!? おかしいじゃないかと(笑い)。選手には復帰出来なかったんですけど…。あの1通のメールというものは、必ず何かある。自分で勝手に信じて1年間、12球団、2軍の選手のプレーを一生懸命、勝手に勉強して。「こういう姿って、必ず誰かが見てくれている」。それを信じて、10月12日に、なんと。僕が描いていた、この監督の話をいただいて。も~う、自分がやってきたことは間違いじゃなかったんだ。本当にやってきてよかったなという気持ちでしたね。

-球団からは期待されていること

優勝なんか、僕は一切、目指しません。高い目標を持ちすぎると、選手というものはうまくいかないと僕は思ってるんですよ。1日1日、地味な練習を積み重ねてシーズン迎えて、何げない試合、何げない1日を過ごして勝ちました。勝った、勝った、勝った、勝った。それで、9月あたりに優勝争いをしてたら、さあ! 優勝目指そう! って、気合の入り方が違うと思うので。そういうチームにしていきたい。優勝なんかは目指しません!はい。

-監督の就任要請を受けて相談した人は

いや、僕は相談するタイプじゃないんで。僕の人生は、相談する人なんかいません。相談する人は、もう自分自身なんで。即行動に移します。自分で決めます。

-オファーを受けてから返答は

もう、1秒! 1秒! お願いしますっ!やりまーすっ。すぐですよ(笑い)当然でしょ! だって、1年間それを目指してやってきたんですから。はい。

-決め手は

いや、いや、いや。もう監督になりたい。やっぱり、バリで生活をしてて、日本ハムの調子が上がっていない。3年間を見たときに、俺の出番だろという気持ちで過ごしていました。

-監督というものはどういった存在

うーん、イメージ的には堅い。なんかこう真面目な顔して、腕組んでやってるようなイメージ。これからは、僕が監督像というものを変えていきます!

-今思い描いている監督像は

これから1年目だし、どういうふうになるか分かんないんですけど、やっていくうちに僕がいることに対して、全国のみんなが僕の監督像というものを作ってくれると思うので。それを期待したいですね。

-名刺にはBIGBOSS SHINJYO

「監督」って皆さん、呼ばないでください。ビッグボース! ビッグボース! でお願いします。ビッグボースが好きなんですよ。新庄監督とかいらないです、僕。監督っぽいじゃないですか。ビッグボスでお願いします。選手も。

-ビッグボスにした理由

インドネシア・バリ島の方でビッグボスって呼ばれてた。それです。はい(笑い)。僕の人生って、そんなもんなんですよ。その時その時で、カンピューターで、こういうふうにしたいってものに突き進んでるだけなんで。小学校3年生が、ちょっと、中学生になったくらいですかねえ。

-引退後、野球との関わりは

全くないです。引退して野球を見ることが、ほとんどなかった。だからある意味、今のプロ野球、若い子が「時代が時代が」と、何か時代に逃げてる感じがするんですよね。だから、ある意味、いい意味でも悪い意味でも、日本にいて、時代を分かっていないんで。新庄剛志らしく、どんどんどんどん時代の怖さなんか関係なく、突き進んでいけたらいいなと思います。

-トライアウトを受けてからの変化は

もちろん選手にもなりたかったですけど、最終的な目標は、ここ(監督)だったんですよ。野球が大好きで。やっぱり僕は野球が好きなんだなと。とりあえず話題性というか、本当に真剣に受けに行ったんですよ。でも、最終的な目標はトライアウトで皆さんに注目をしてもらい、ファンを集め、この次の年に監督になれたら、ファンの人たちが流れて来てくれたら最高だなっていう気持ちで、トライアウトを受けました。

-外から見て感じた日本のプロ野球

そうきたか…。印象はね、あんまりないですね。コロナという、こういう時代でファンが球場の方に足を運べなかったんで、ちょっと暗かったような印象はありますね。でも僕が帰ってきたからにはコロナはなくなり、球場満員になります。そういう運命なんで、僕は。

-ビッグボスとして、どういった部分からファイターズを変えていく

まずは顔を変えていこうかな。いいですか?(川村球団社長、畑オーナーらに確認)やっぱり気持ちの面ですね。このプロ野球っていう世界に入ってくる選手は、レベルは一緒なんです。もう、ほぼほぼ一緒。ただ、メンタル的な問題であって、メンタル的に伸ばせないコーチ、監督がいたと思うんですけど。僕は、メンタル的なものに関しては、ものすごく引き出す力が自分にあると思うので。メンタル的なものを鍛えながら。あとは、チームにピッチャー3人、野手4人のタレントを作り上げていけば、楽しいチームになる。タレントとは、全国に名前も背番号も顔も覚えてもらえているということ。その時は、もう強くなっていると思うので。そういうチームを作っていきたいと思っている。今年、僕が監督になって、全員がドラフトにかかった選手と思ってるんで。レギュラーなんて1人も決まっていません。新人、2年目、3年目の選手がキャンプでガッと伸びた時に、全部若い選手で(メンバーを)固めるかもしれないし。開幕投手が誰とか全く決めてないし。今年入ったドラフト1位の子が、開幕投手で投げているかもしれないし。そういった争いをどんどんさせたいなとは思います。

-北海道の印象

僕、ふるさとがいっぱいあるんですけど、その1つが北海道であって。住みやすいし、寒いのは好きな方なので。おいしい物もたくさんあるし、これから家の方を探して、いい家が見つかってくれたら最高です。

-SNSを発信しているが今後は

あのですね、それは球団の方と話し合いをして、至らんことをよくあげるから、その辺ちょっとルールを作ってもらって。本当はね、今の時代、SNSっていうのもの、すごく大事なものだと思うんですよ。だから、できたら試合中にインスタライブとかさせてもらったら最高かなって。ちょっと、その辺は(球団と)話し合いを詰めていくんで、また報告します。すみません。

-全国民へメッセージ

暴れまっせ、ホンマに! 楽しみにしといてください! 新しい野球というものを作っていきますんで、乞うご期待。あと最後に、僕と稲葉あっちゃん(稲葉篤紀GM)…稲葉君でタッグを組んでいくんですけど、僕たち1年目じゃないですか。それで、吉村前GMという人の力っていうのは、ものすごく大事になってくる。吉村前GMがいてくれないと、僕は嫌です。吉村前GMの推薦で、僕はこの場所にいられるので。これからは分からないことがあったら、吉村前GMに聞いて、相談して、研究しながら、あっちゃん…稲葉GMと一緒にタッグを組んで、球団を、あとはファンの皆と一緒に楽しく、厳しくやっていきたいなと思います。

-サプライズ再建方法は

これねえ…他所の球団にね、パクられたくないから言いたくないんだけど。天井から降りたいなとは思うね!しかも、オレだけじゃなく、選手も一緒にね。降りたいなっていうのは、ちょっとしたことなんだけど伝えてもいいかな。

-スローガン

「夢はでっかく、根は太く」。土台をしっかり作って、夢に向かって突き進んでいきたいなという今の僕のイメージですね。大丈夫かな?

-「代打オレがやるばい」は

実は今年1年、野球の勉強をしながら体を作ってきました。あと1回、トライアウトを受けるチャンスがあるので、それは今ちょっと考えています。そこで、監督の僕が「あの選手いいやん。とったろうかな」っていう考えは、ちょっと頭の中にはあります。あとは球団と話し合います。

-北海道で食べたい物

「すみれ」のラーメンを食べに行きたい。あとは僕の好きなマルセイバターも食べたいし、あとは時計台(ラーメン店「味の時計台」)の、みそコーンバターも食べたいし。ラーメン系は、結構食べたいですね。

-岩本勉氏をピッチャーコーチにしたいと言っていたが

やっぱり僕は目立ちたいので、僕1人でいいかなと思う気持ちになって。めちゃくちゃ僕が目立ちます。ガンちゃん、ごめんね!

-今日のファッションポイントは

僕、新庄剛志自身がファッションなので。洋服のファッションなんか、あんまり考えていないんですよ。

-今朝の気持ち

今朝は、朝起きて、パン食べてコーヒー飲んでから、新球場の方に行ったんですよ。車で新球場にたどり着いたときに僕、トリハダが立って。ここでプレーできる選手は、うらやましいな! って。今までアメリカでいろんな球場を見てきたんですけど、これは、世界で話題になる球場になります。それを見てきて。多少、監督室がちょっと狭かったんですけど。それは、これから僕がアドバイスを出しながら大きくしてもらいたいし、選手のモチベーションも上がる。ウエートルームやらサウナルームやら、全部兼ね備えてもらっているので。これは期待出来ます。

-会見での心境は

もう、最高でしょ。だって、僕自身が監督になれるなんか、思ってもいないし。でもなったら、なった瞬間「やれる」と。「やったるわ、見とけよ」という気持ちにはなっています。

-ユニホームのデザイン

ユニホームは、やっぱりチームの強さ、オーラを出すもの。個人的には06年のユニホームの時の方が、僕はオーラがあったな。新しいユニホームの案を僕が出して、変えて下さいとオファーを出す。それを球団の方は取り入れてくれると思うので、皆さんに新しいユニホームを期待してもらったらうれしいかな。

-背番号は

僕のイメージっていったら、やっぱり「1番」じゃないですか。その「1番」をつけたいという気持ちもあるんですけど、やっぱり主役は選手。スター候補を僕が育てて、その子に「1番」をつけてもらいたいと思っているので。その子たちが育つまでは、僕が「1番」つけまーす! ありがとうございまーす! まずは僕が付けまーす! 目立ちまーす!

-夢は。その夢の変化は

僕ね、夢は5、6個かなえてきているので、もう飽きちゃいましたね。夢というか、人生、毎日楽しいことを見つけて、それを積み重ねて、どんどん、どんどんやっていって、夢はかなえていると思うので。夢は、ないかなあ。今は。

-監督としての夢は

世界一の球団、世界一のチームにしたいですね。それはやっぱり、それこそ夢ではないけど、でっかい目標として置いておきたいですね。そのためには、全国のファンの力は、ものすごく大事であって。1人1人の笑顔を少しずつ増やしていけたら、うれしいです。

-どこから変えていきたいか

まずは作戦面。こういう野球で、ヒットを打たなくても点は取れるんだぞという作戦面での面白さ。「こんなやり方があるんだ」というのを僕たちが先に発信して、他の球団からまねされるような感じには考えています。そのためには、選手が、僕の考えをしっかり把握して、付いて来てもらえないことには出来ないので。それを早く選手と会って、伝えていきたいなと思います。

-新しいスタイルをつくる

それを考えている時も楽しいし、考えたものを行動に移して、成功した時のうれしさっていうものは、たまらなくあると思うので。それがプロ野球を変えていく、1つの方法ではあると思います。

-野村克也監督から継承したこと

実は、野村監督とは、野球の話をほとんどしたことがないんですよ。野村監督とは、プライベートの話はよくしていた。(ものまねで)「おい新庄、どこの洋服がいいんや」「ヴェルサーチ、いいですよ!」「ヴェルサーチってなんや」。そういう、たわいのない会話をよくしていた。でも野村さんのミーティング、野村さんだけではなく、タイガースに僕が入った時の中村勝広監督と、数々の監督の良い部分は取り入れながら。でも、やっぱり僕の個性というか、アイデアを優先して。プラス、いろんな監督の良いところ、あとは吉村さんのアイデアもミックスさせて、やっていきたいと思います。

-昔「これからは、メジャーでもない。セ・リーグでもない。パ・リーグです」の名言を残した。続きは

これからは、セ・リーグでもない。メジャーでもない。パ・リーグでもない。新庄剛志です。それしか浮かばないです(笑い)。難しいこと言いますね。僕ね、普通に会話したことが名言になっちゃうので。名言を言おうとして言っていないので。これから、どんどんどんどん、出て来ると思います。期待しておいて下さい。

-野球以外にも選手に目を光らせる

もちろんです。やっぱり人間性というのは大事であって、人の悪口を言わない。「いただきます」「ありがとうございました」を言える選手を育てていきたいですね。僕は、ちゃらんぽらんにしていますけど、上下関係とかは、タイガース時代から、ちっちゃいころから、本当に親の教育で、しっかりしたものを持っているので。そういうのをずっと続けて、皆さんに納得してもらって、こういう立場に立たせてもらった。選手には「日々のプライベートの生活は後に役立つよ」と教えていきたいと思う。プレーは、実は、皆すごいうまいんですよ。あるきっかけをつかんでもらえれば、ドカンといく期待はしている。人間性は、なかなか変わらないと思うので。(森本)稀哲は、バッティングコーチが「稀哲、こうやって打てよ」って言っても「はあ!? 結局、打ちゃあ、いいんでしょ!」という性格だったんですよ。これじゃあダメだと。「おい稀哲、来い」って。プライベートから一緒に住んで、人間性を変えた。そしたら、レギュラーを取り、気が付いたら1億円プレーヤーになって。今は素晴らしい大人になっていると思うので、そういうところを変えていけたらと思います。

-稲葉GMへの指示は

あのね、ほぼほぼの球団は、GMと監督は仲悪いと思うんですよ。でも、この球団は違います。僕は、あっちゃんと会ったときに「GM?う~ん(首振りながら)。あなたはGM兼左バッター専用のバッティングコーチを、ジャージーを着てしてください。僕も監督兼外野守備コーチという気持ちでやるので」と。日本ハムの新しいチームは、何でもトライしていくチームにしていきます。GMが、こんな(鼻が伸びたジェスチャー)のをしたら、僕、へし折りますよ!

-選手に伝えたいこと

僕ね、選手の顔と名前、全く知らないんですよ。ただ、1年間勉強して、プレーはしっかりインプットしています。だから、キャンプに行って顔と名前とプレーの答え合わせをしていって、いいチームを作っていきます。皆(スタート)ラインは一緒。キャンプに入るまで。スタートラインに立った時には、もう、ほぼほぼ僕はレギュラーは決まっていると思うんですよ。だからオフシーズンで、自分でいろいろ考えて体をつくって、頭の中をアップデートして、(スタート)ラインに立って、ここからみんなで楽しく厳しく。厳しくはなると思います。僕がやってきたので。そういうふうな気持ちで、オフシーズンは過ごしておいて下さい(カメラに向けて指をさし)。お願いします。

-目指す野球の姿、作りたいチーム像

17歳から34歳までプロ野球人生を送って、ちょっと他の選手とは頭の中が違うんですよね。いろんなコーチ、選手、先輩たちと話しても「まだ、そこのレベル?」っていう感じで、話がよく合わなかったんですよ。だからね、早く選手に(自分の考えを)インプットしてもらって。あのね、僕一応、自分の考えというものを、野村さんじゃないけど本にして渡そうかな。だから、この本を読んで、新庄剛志というものを早く知ってくれって渡していきます。

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